※この記事には広告(PR)を含みます。 ※効果・感じ方には個人差があります。この記事は成分についての一般的な情報と、私個人の体験をまとめたもので、医療的なアドバイスではありません。
はじめに
赤みやニキビ、毛穴の悩みを調べていると、必ず目にするのが「アゼライン酸」という成分です。
「名前は聞くけれど、どんな成分なの?」「ピリピリしそうで少し怖い……」と思っていた私が、実際に使ってみる前に調べたことを、まとめました。
この記事でわかるのは、次の内容です。
- アゼライン酸とはどんな成分か
- 化粧品と医薬品での扱いの違い
- 悩み別(赤み・ニキビ・毛穴・くすみ)の見方
- 使い方と、気をつけたいこと
- 選ぶときのポイント
※成分の情報は、皮膚科クリニックの解説や医学論文などを参考にまとめています。
アゼライン酸とは
アゼライン酸は、**小麦やライ麦などの穀類にも含まれている、天然由来の酸(ジカルボン酸)**です。
皮膚科の分野では、海外を中心に、ニキビや酒さ(しゅさ。顔の赤みやブツブツが出る慢性的な皮膚の病気)のケアに長く使われてきた成分として知られています。
アゼライン酸に期待されている働き
皮膚科の解説や論文では、次のような働きがあるとされています。
| 働き | どういうこと? |
|---|---|
| 抗炎症 | 肌の炎症を落ち着かせる方向に働く |
| 抗菌 | ニキビの原因になるアクネ菌などが増えにくい状態をつくる |
| 角化を整える | 毛穴まわりの古い角質がたまりにくい状態を目指す |
| 色素のケア | メラニンが作られる流れに関わるとされ、ニキビ跡の色ムラのケアでも注目される |
ただし、これらは医薬品として使われる濃度での研究が中心です。次の章で、化粧品との違いを説明します。
化粧品と医薬品での扱いの違い
ここは、選ぶときに大事なところです。
- 海外:米国では、15%のジェルが、軽度から中等度の酒さの治療薬として承認されています。ニキビの治療にも、皮膚科で使われています。
- 日本:皮膚科クリニックの解説によると、日本では医薬品としては未承認で、市販されているのは主に化粧品です(クリニックによっては、自費診療で扱うところもあります)。
- 濃度:医学論文では、15〜20%の製剤で改善が報告されているものが中心です。一方、日本で化粧品として売られている商品には、10%配合をうたうものもあります(私が使っているものも10%です)。
つまり、化粧品のアゼライン酸は、医薬品と同じ働きを保証するものではありません。 化粧品では、肌の悩みを治すといった効能をうたうこともできません。
だからこそ、「化粧品として、肌を整える目的で取り入れる」くらいの気持ちで、期待しすぎないことが大切だと私は考えています。
悩み別の見方
赤み
酒さに対しては、海外では治療薬として使われていますが、赤みの原因はさまざまです(乾燥、血管、刺激、ニキビ跡など)。赤みが長く続く、ほてりやヒリつきが強いときは、自己判断せず、皮膚科で相談してください。
ニキビ
抗菌・抗炎症・角化を整える働きが、ニキビの原因とされる要素に関わると言われています。ただし、ニキビが悪化している、繰り返す場合は、皮膚科の受診をおすすめします。
毛穴
毛穴まわりの角質や皮脂が関わる悩みでは、角化を整える働きに注目されています。ただし、毛穴の開きそのものを小さくするものではありません。
くすみ・ニキビ跡の色ムラ
メラニンが作られる流れに関わるとされています。効果が出るまでには時間がかかることが多く、すぐに変化を感じられないこともあります。
使い方と注意したいこと
基本の使い方
- 洗顔・化粧水のあとに、少量ずつ使う(製品の説明書きにそってください)
- 初めは夜だけ、毎日ではなく数日おきから始めるのも安心です
- 使ったあとは、保湿をしっかりする
- 朝は日焼け止めを忘れずに
起こりやすいこと
使い始めに、ピリピリ、チクチク、かゆみ、赤み、乾燥、皮むけが出ることがあると言われています。多くは、続けるうちに軽くなるとされていますが、強い・長引くときは使用を中止して、皮膚科に相談してください。
避けたい使い方
- 目のまわり・唇のまわりなど、皮膚が薄いところには使わない
- 肌が荒れているとき、傷があるときは、無理に使わない
- 新しく使うときは、いきなり顔全体に使わず、目立たない場所で試す(パッチテスト)
併用に気をつけたい成分
レチノール(レチノイド)、過酸化ベンゾイル、強いピーリングなどは、刺激が重なることがあります。同じ時間帯に重ねず、肌の様子を見ながら、使う日や時間をずらすなど工夫してください。
妊娠中・授乳中の方へ
安全に使えるとする解説もありますが、データが十分ではないとする資料もあり、情報が分かれています。使う前に、必ず医師に相談してください。
選ぶときのポイント
- 濃度:高ければよいとは限りません。肌が敏感なときは、低めの濃度や、少量から始められるものが安心です
- ほかに配合されている成分:保湿成分が一緒に入っているか、刺激になりやすい成分が多くないか
- 使いやすさ:テクスチャー、容器(出しやすいか)、においなど
- 価格と続けやすさ:すぐに変化を感じにくいため、無理なく続けられる価格か
- 表示:成分名や濃度が、はっきり書かれているか
私が使っているアゼライン酸美容液

私は、**Cos De BAHA AZアゼライン酸10美容液(30ml・2,290円)**を使っています。
以前も一度使ったことがあり、当時は「特に可もなく不可もなし」という印象でした。ただ、刺激が強くなく、敏感肌の私にも使えたので、肌の状態が変わった今、あらためて試しています。
テクスチャーは少しとろっとしていて、肌なじみがよく、ベタつきなく、しっとりします。
使い始めの様子は、こちらの記事に書いています。
→顔の赤みが気になる人のスキンケア|ほてりやすい肌で試していること【アゼライン酸3日目】
30日間使った変化は、別の記事でまとめる予定です。
よくある質問
Q. アゼライン酸は毎日使っていい? A. 製品によって異なるので、説明書きにそってください。私は、肌が敏感なときがあるため、夜のみ、少量から様子を見ています。
Q. ピリピリするのは普通? A. 使い始めに出ることがあるとされています。ただし、強い・長引く場合は、使用をやめて、皮膚科に相談してください。
Q. ビタミンC(誘導体)と一緒に使ってもいい? A. どちらも美白に関わる成分として知られています。刺激が重なることもあるので、様子を見ながら、時間や日をずらして使うと安心です。
Q. 効果を感じるまで、どのくらいかかる? A. 肌の状態や商品によって異なります。すぐに変化を感じられないことが多く、続けて様子を見る必要があるとされています。
まとめ
- アゼライン酸は、穀類にも含まれる天然由来の酸で、海外では赤みやニキビのケアに使われている
- 日本では、市販されているのは主に化粧品で、医薬品と同じ働きを保証するものではない
- 使い始めは、ピリピリなどの刺激が出ることがあるため、少量・夜から、保湿と日焼け止めを一緒に
- 赤みやニキビが強い・長引くときは、自己判断せず、皮膚科に相談する
次回は、実際に30日間使った変化をまとめる予定です。
あわせて読みたい:
参考にした情報
- 池袋駅前のだ皮膚科クリニック「アゼライン酸の酒さへの効果と注意点について紹介」: https://tokyoderm.com/column/azerainsan_shusa/
- 池袋駅前のだ皮膚科クリニック「アゼライン酸の副作用や使用時の注意点を解説」: https://tokyoderm.com/column/azerainsan-fukusayo/
- Cleveland Clinic「Azelaic acid (Finacea): Rosacea Treatment」: https://my.clevelandclinic.org/health/drugs/18644-azelaic-acid-gel
- 論文「A Comprehensive Review of Azelaic Acid Pharmacological Properties, Clinical Applications, and Innovative Topical Formulations」(PubMed Central): https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC12472904/
